介護リフトの選び方

介護リフトを正しく選択するには、リフトの耐荷重や昇降高さ、設置や機能の仕方、またどこで使用するかなどについて考えることが重要です。以下は、介護リフトを選択する上で注目するべきポイントです:

• 耐荷重： 特に肥満の方に使用される場合は、その方の身長と体重を事前に調べておきしょう。 ストラップやハーネスは、様々なサイズ、形状、素材からお選びいただけます。 天井走行リフトの天井のレールには、最大250kgまで対応できるモーターを搭載したものもあります。
• 昇降高さ・移動範囲： 利用される方のニーズや病状などに応じてリフトの支持部のサイズ、昇降高さ、移動距離も考慮します。
• 介護リフトの種類：
  • 移動式またはキャスター付きリフト：他の介護リフトと同様に、使用者はハーネスのような安定した吊具に座ります。 吊具は、アームから吊り下げられたストラップで固定されています。 リフトはリモコンで動かせます。 このタイプのリフトが最も一般的に使用されています。 折りたたみ式のものは、移動や収納がしやすいです。
  • 壁掛けリフト： このタイプのリフトには、ハーネスと調節可能なストラップ、また多関節アームが装備されています。 高い安全性と快適性を持ち、壁に設置することで床にスぺースを作ることができます。 ただし、購入前にリフトや使用者を十分に支えることができる頑丈な壁であることをご確認ください。 そうでない場合は、安全性を高めるために壁を補強することができます。
  • 天井走行リフト : このタイプのリフトには、ハーネスと固定用ストラップが付いてます。壁掛けタイプと同様に、床にスぺースを作れます。 リフトはウィンチで天井に固定され、レールからレールへと移動できるため、室内を自由に動き回ることができ、従来のモデルよりも移動できる範囲が広がります。 ご自宅でお一人でもご使用いただけます。
• 動作モード：
  • 電源コード
  • バッテリー
  • 手動
• 使用場所 :リフトを使用する場所も、リフトの重要な選択要素です。例えば病室や自宅、あるいはプールで使用するのかで選ぶリフトのタイプは異なります。

ヒルロムの天井走行リフト

上記のポイントに加え、バッテリーの持続時間やリフトのサイズ、費用なども考慮に入れましょう。

• バッテリーの持続時間(持ち時間）：バッテリー駆動の場合、手動操作を最小限にするために、バッテリーの持ち時間が十分に長いことが重要です。
• リフトの幅・高さ・重量： リフトのサイズと重量を知ることで、リフトが使用する環境に適しているかどうかが分かります。 リフトが大きすぎる場合、取り扱いが難しくなります。介護をする人にとって使いやすいリフトを選ぶことが重要です。
• 購入費・レンタル費： 国によっては、リフトの費用が保険でカバーされる場合があります。

Handi-moveの壁掛けリフト

既存のシステムに、以下のオプションを追加できる場合があります：

• 高速モーターまたは速度が一定なモーター
• デュアルモーターシステム（使用者を傾けることができます）
• 補助制御装置
• 緊急停止ボタン
• 体重計
• 折りたたみ式

Handi-moveのプール用介護リフト

介護リフトを購入またはレンタルするかでお悩みですか？ リフトを買うかレンタルするかは、費用と使用頻度の2つから決めることができます。

• 費用：
  • レンタルした場合、週15～20ユーロかかります。
  • 購入した場合 1台650ユーロ～1,400ユーロですが、モデルやオプションにより値段は異なります。 これに吊具を追加すると、プラスで60ユーロから145ユーロかかります。 モーターを備えた完全に自立した移動に適した天井走行リフトは、2,000～4,500ユーロとより高額であることに注意しましょう。
• 使用頻度： リフトの使用頻度が高い場合は、購入をおすすめします。

Invacareの床走行リフト