創傷ケア用品の選び方

MedicalExpoで取り扱う創傷ケア用品には、ドレッシング材(創傷被覆材)、サージカルテープ、皮膚保護用包帯など、創傷の保護と治癒を目的とした製品が含まれます。

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  • MedicalExpoで取り扱う創傷ケア用品とは?

    主なものとしては、ドレッシング材(創傷被覆材)、サージカルテープ、ガーゼ、皮膚保護用包帯、チューブ包帯、液体絆創膏などがあります。

    • ドレッシング材 : プレカット(カット済み)タイプや粘着性、通気性のあるタイプ、また他にも様々な特性(抗菌、止血、ハイドロコロイドなど)があります。
    • サージカルテープ : 包帯や湿布を貼るのに使用します。 通常は無菌で防水性があり、不織布であることが多いです。
    • ガーゼ : 軽量の生地で、通常はコットン製の1枚または複数の層で構成されます。 各サイズの直径、長さ、幅が用意されています。
    • 皮膚保護用包帯(下巻き包帯) : 保護用の布を切ったもので、ギプスやスプリントの下に巻くことが多いです。 綿や合成綿など、さまざまな素材から作られています。
    • チューブ包帯 : シームレスで、ドレッシング材を所定の位置に固定したり、創傷を保護するように設計されたチューブ状包帯は、体の動きを妨げることなくフィットします。
    • 液体絆創膏 : 柔軟で水に強い透明な保護膜で傷を覆います。
    3M社製 液体絆創膏ネクスケア

    3M社製 液体絆創膏ネクスケア

  • どのサイズを選べばよいのか?

    どのサイズのドレッシング材や包帯を選ぶかは、治療する傷の大きさによって異なります。 以下の点に注意しましょう。

    • プレカットタイプのドレッシング材/包帯長いもの、幅が広いもの、十字型、指用H型、指用蝶型、注射用丸型、子供用モチーフ付きなど、体のあらゆる部位を治療できるよう、さまざまな形や大きさのものがあります。
    • 切り取るタイプのドレッシング/包帯 : 大きな傷に合わせたり、自由な動きを維持したりできるので、非常に実用的です。
    Johnson & Johnsonグループ社製 プレカットタイプバンドエイド 

    Johnson & Johnsonグループのプレカットタイプバンドエイド

  • 選ぶ際の重要ポイントは?

    創傷ケア用品を選ぶ際には、パッケージや着け心地、ケアの種類など、考慮すべき重要ポイントがたくさんあります。

    • 構造とパッケージ :
      • 無菌 : ほとんどのドレッシング材や包帯は、無菌状態を確保するために滅菌されています。
      • 不織布: 通気性に優れ、肌によくフィットして効果的なサポートを保証します。
      • 透明性 : 透明ドレッシング材(多くの場合ポリエチレン製)は、薄くて目に見えないので、創傷を目立たない形で保護することができます。
    • 着け心地 :
      • 低刺激性: 多くの場合、皮膚が呼吸できるような柔らかい素材でできており、剝がす際の痛みもなく取り外しも簡単です。
      • 非固着性 : 傷口を確実に保護すると同時に、剥がしやすく、皮膚にやさしいものが多いです。
      • 通気性: 微細な穴が開けられていて、皮膚と創傷の間の通気性が高められているものが多いです。
      • 伸縮性 : 肘や膝のような関節部位でも、傷口に張りつくことなく高い伸縮性と耐久性を発揮します。
      • 防水性: 防水ドレッシング材は、その強力な湿潤接着力により、水に濡れてもずれません。
    • ケアの種類:
      • 抗菌性: 抗菌性のドレッシング材や包帯は、感染していたり、過剰感染の危険性がある、もしくは化膿性滲出液が出ている創傷に適しています。
      • 止血効果 : 止血促進作用のあるドレッシング材や包帯は、出血部位にバリア構造を形成することで、外傷(事故など)による中等度から重度の出血をコントロールするために使用されます。
      • ハイドロコロイド: ハイドロコロイドドレッシング材は、火傷を和らげ、保湿するために使用されます。
      • 吸収性: 高吸収力のドレッシング材は特に、滲出液が出ている、または出血性の創傷や慢性創傷の治療に使用されます。
      • 治癒促進: 治癒促進ドレッシング材は、滲出液を吸収し、表面的な創傷や熱傷の治癒を促進します。
      • 生体吸収性環境に優しいドレッシング材で、バイオレジンフィルムから作られることが多く、術後のケアなどに使用されます。
    Pietrasanta Pharma社製 不織布防水ドレッシング材

    Pietrasanta Pharma社製 不織布防水ドレッシング材

  • どの素材を選べばよいのか?

    創傷ケア用品を購入する際は、どの素材を選ぶのかも重要なポイントです。 ドレッシング材や包帯の素材については、合成/天然繊維製、ラテックス入り/なし、酸化亜鉛入り/なしなどがあります。

    • 合成/天然繊維

    ほとんどのドレッシング材や包帯は、天然繊維(コットン)または合成繊維から作られています。 主な合成繊維:

    素材の成分は伸縮性、低刺激性、防水性、耐久性に影響します。

    • ラテックス入り/なし

    長年にわたり、絆創膏には絆創膏素材と粘着剤の両方にラテックスが含まれていました。 しかしながら、ラテックスに敏感な方やアレルギーを持つ方が多いため、各社メーカーは絆創膏からラテックスを徐々に取り除いていきました。 必ず包装を見て、ラテックス入りかどうかをご確認ください。

    • また、粘着剤の成分にもご注意ください。

    なかには、酸化亜鉛、ラテックス樹脂、アクリル樹脂をベースにした接着剤もあります。 これらの成分の含有量は、ドレッシング材の種類やその使用方法(例えば湿潤環境下)によって異なります。

    McKesson社製 コットン製ガーゼ

    McKesson社製 コットン製ガーゼ

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