体重計の選び方とは?

体重計は、医療施設やご家庭等で体重を測定するために使用される計量器です。BMI(Body Mass Index)を測定ができるモデルもあります。

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  • 体重計にはどのような種類があるか?

    体重計には大きく分けて、アナログ体重計とデジタル体重計の2種類があります。 以下は、それぞれの長所と短所です:

    1. アナログ体重計
      長所:昔からある定番の体重計です。頑丈・安価・電池が不要なのが強みです。日常的な体重管理には、アナログ体重計で十分です。
      短所:その機能は初歩的で、数百グラムから1キログラムの差が出ることがあります。また、デジタル体重計よりサイズが大きいです。
    2. デジタル体重計
      長所:アナログよりもはるかに正確に体重を量れます(100グラム単位表示)。 また、体重の変化を一定期間記録するためのメモリが搭載されていたり、数字が見やすく、デザインも洗練されているものが多いです。
      短所:電池必要です。

    Health-O-Meter社のデジタル体重計

    ADE社のアナログ体重計

    体重計には大きく分けて、アナログ体重計とデジタル体重計の2種類があります。

  • 体重計にはどのようタイプがあるか?

    体重計には、プラットフォームタイプ、ポールタイプ、ベッドタイプ、吊るすタイプなど、様々なタイプがあります。

    1. プラットフォームタイプ: 台に乗るタイプの一般的な体重計です。肥満の患者さんや車いすの方に適したモデルもあります。
    2. ポールタイプ: 体重と身長の両方を測定するために、身長計と一体型になっています。 病院や診療所、スポーツジムなどに最適です。
    3. 椅子やベッドタイプ:高齢者、障害者、バランス感覚に問題のある方など、立つことが困難な方に適した体重計です。 安全に正確な体重測定ができ、医療従事者や介護者の負担を軽減します。
    4. 吊るすタイプ :天井から吊り下げて使います。
    5. 持ち運べるタイプ:軽くコンパクトでどこにでも持っていくことができます。 ただし、デジタルの場合は、移動前に電池の状態を確認することが重要です。

    Seca社のポールタイプ体重計

    Villard社の椅子タイプ体重計

    Medisana社のプラットフォームタイプ体重計

    Detecto社の吊るすタイプの体重計

  • 体重計の用途とは?

    体重計の用途には、医療用、家庭用、フィットネス用など多岐にわたります。

    1. 医療用体重計: 医療分野では、患者さんの体重以外にも、健康統計用のデータを収集するために体重計を使用します。 肥満の方用、小児科用、動物用などの専門分野に適したモデルもあります。
      • 小児科:赤ちゃんの体重測定には、ベビースケールを使用します。
      • 肥満の方:肥満患者さんの体重管理するために、体重計を使用します。 この場合に使用される体重計は、最大300kgまで測定可能。
    2. 家庭用の体重計
    3. フィットネス用体重計
  • 体重計を選ぶ際の主なポイントとは?

    体重計を選ぶ際には、測定精度、本体重量、最大計量、電池・バッテリーが必要かどうかに注目しましょう。

    1. 測定精度:用途に応じた測定精度を選びます。精度等級には 4等級あります。 医療分野では、主に3級の体重計が使用されています。
    2. 本体重量:特に体重計を持ち運びする場合に考慮する必要があります。
    3. 最大計量:特に肥満患者の方が使用する場合に重要です。
    4. 電池やバッテリーの有無:デジタル体重計とは反対に、アナログ体重計は電池やバッテリーを必要としないため、電池切れやバッテリー切れの心配がありません。

    体重計の精度には4段階あります:

    • 1級(特別精度):分析用はかり、医薬・食品産業用はかり、ファインケミカル用はかりなど。
    • 2級(高精度):精密はかりや分析試験所用はかりなど。
    • 3級(中精度):工業用はかりや医療用体重計、お店で使用されるはかりなど。
    • 4級(普通精度):家庭用の体重計。
  • 体重計にはどのようなオプションがあるか?

    体重計の中には、体重測定だけでなく、身長測定やBMI測定ができるもの、またインターネット接続ができるものもあります。

    Wunder社の身長計付き体重計

    1. 身長測定機能付き体重計: 身長計付きの体重計です。
    2. BMIの測定機能付き体重計: インピーダンス法により、肥満度を測定することができます。 脂肪・水分・筋肉・骨量の割合などを測定できる体重計は、体組成計として分類されます。
    3. インターネット接続ができる体重計:インターネットやローカルネットワークに接続できる体重計があります。 ネットワークに接続された体重計は、遠隔医療に利用できます。例えば、慢性疾患患者の方(糖尿病や心不全を持つ方)の体重管理を、患者の方が移動することなく遠隔で行うことができます。
  • 体重計の価格帯は?

    体重計の価格は、デジタル・アナログを問わず、基本的なモデルで10ユーロから50ユーロと手頃な価格で購入できます。オプションや精度に応じて、最大で数百ユーロになることもあります。

  • 体重計は特別なメンテナンスが必要か?

    体重計をより長く使えるように、いくつかのメンテナンスが必要です。 以下はメンテナンス内容です:

    • 測定精度を失わないための目盛りの調整。
    • 雑菌の繁殖を防ぐための掃除。 ステンレス製の体重計は、掃除が簡単です。
    • 電池交換。
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