減菌器を正しく選択するには

滅菌とは、完全に洗浄されたものに対して、あらゆる種類、性質、微生物を排除するための一連の方法と手段のことです。 滅菌器を使い行います。 患者さんと看護スタッフの汚染を防ぐために必要なプロセスです。 最終滅菌をした医療機器が「滅菌済み」と見なされるには、微生物が存在する理論上の確率が、実質的にゼロでなければなりません。

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  • 滅菌にはどのような方法があるか?

    分野や滅菌するものに応じた滅菌方法があります。主な方法は熱、ガス、プラズマ、放射線による滅菌です。

     

    Memmertの熱気滅菌器

    • 熱による滅菌
      • 蒸気減菌器 :この方法は、密閉チャンバー内に、蒸気を注入します。 蒸気滅菌器はオートクレーブとも呼ばれます。 耐熱性医療機器の中で使用される最も一般的な方法です。 信頼性が高く、安価で、環境汚染をしません。
      • 乾熱滅菌:高温で乾燥した空気のおかげで、圧力を上げることなく滅菌が行われます。 空気が出たり戻ったりする可能性がないことを除いき、空気の温度はオーブン内で上昇します。 乾熱でバクテリアが胞子を形成する可能性があるため、今日ではあまり使用されていません。 また高温に達すると(180℃で30分間または160℃で2時間)、滅菌器が損傷する可能性があります。
      

    Tuttnauerのプラズマ滅菌器

    • ガス滅菌:
      • 酸化エチレン減菌器 :エチレンオキシドは、微生物のDNAを損傷し、微生物の繁殖を妨げるアルキル化剤です。 その殺菌力は低温で効果的なので、複雑な機器、カテーテル、ステント、特定の電子機器、創傷包帯など、水蒸気や熱に敏感なものに適しています。
      • ホルムアルデヒド減菌器 : この薬剤の殺菌作用は、エチレンオキシドの殺菌作用と同じです。 ホルムアルデヒドは、有毒な残留物がないことや、爆発の危険がないことなどの利点があります。
    • プラズマ減菌器 :このプロセスでは過酸化水素が使用されます。   このタイプの滅菌は低温で行われるため、プラスチックや一部の光学部品(ファイバースコープなど)などの熱に弱いものに適しています。 比較的簡単に実行でき、設置も簡単です。
    • 放射線滅菌:主に産業で使用されます。
      • UV減菌器:このプロセスは、短波長紫外線を浴びる微生物の感度に依存しています。 研究室での滅菌作業台の準備に、食品の保存、また空気や水の浄化に主に使用されています。
      • 赤外線滅菌 :赤外線は、波長に応じた深さで、滅菌するものの内部まで浸透して加熱します。 電磁波は通常、マグネトロンによって引き起こされます。 この赤外線での加熱殺菌技術は、食品産業で、表面のみが汚染された製品(穀物、ドライフルーツなど)また調理済みの製品(ピザ、ペイストリーなど)の低温殺菌に使用されます。

    滅菌には4つの方法があります:

    • 熱による滅菌
    • ガスによる滅菌
    • プラズマによる滅菌
    • 放射線による滅菌
  • オートクレーブの等級とは?

    オートクレーブの等級は、その容量に基づいています。

    • 60リットル以下:小型蒸気滅菌器です。 ヨーロッパ規格EN13060の規格に準拠したオートクレーブは3タイプあります:
      • クラスBのオ-トクレ-ブ :真空と蒸気注入を交互に行う前処理、トレイ滅菌、真空乾燥を実行します。医療機器滅菌用にヨーロッパ規格EN13060が推奨する唯一の滅菌器です。
      • クラスNのオ-トクレ-ブ :裸の固形滅菌のみに使用される、水蒸気滅菌器です。
      • クラスSのオ-トクレ-ブ :メ-カ-によって特定された製品の滅菌のみ可能。
    • 60リットル以上: 大型滅菌器の規格(EN285)に準拠している必要があります。 この規格は滅菌器メーカーのためのものです。
  • 滅菌器が使用される分野とは?

      

    滅菌センターの滅菌器。

    滅菌器は、感染因子と接触する、全ての医療現場で使用されます。 3つの主な利用分野は医療、研究所、歯科です。 ここでは、家庭で使用される哺乳瓶用の滅菌器については説明しません。

    • 医療減菌器 :医療現場には、汚れた医療機器の滅菌に特化した設備があります。
    • 実験用減菌器 :ガラス器具や研究に使用される道具の滅菌に使用されます。
    • 歯科減菌器 :滅菌は、この分野には欠かせません。 主にクラスBのオートクレーブが使用されます。
  • どのような種類の製品を滅菌できるか?

    数種類の製品を滅菌できます。 様々な滅菌過程と温度に応じて、次のものが滅菌できます:

    • 固体製品:梱包されたものとそうでないもの。 ガラス、金属、プラスチックなどを滅菌するかどうかで、異なるサイクルがあります。
    • 液体製品:例えば容器に入った液体製品です。 一部の滅菌は、エチレンオキシド滅菌などの液体製品には使用できません。 液体の滅菌はデリケートな作業であり、時間がかかる場合があります。 滅菌する液体が、理想の滅菌温度である121°Cに到達できるか知る必要があります。
    • 多孔質製品:繊維、ゴムなど。
  • どの構成の滅菌器を選択すればよいか?

      

    PHC Europe B.V. / PHCbiの縦型オートクレーブMLS-3781L

    滅菌器の構成は、スペース、サイズ、容量などに依存します。

    • 利用可能なスペ-ス
      使用可能なスペースと滅菌室へのアクセスにより、使用する滅菌器は異なります:

      • 縦型減菌器 : 滅菌室へのアクセスは、滅菌器の上部から行います。
      • 横型減菌器 :滅菌室へのアクセスは、滅菌器の前からです。
    • 場所を取る
      作業台のサイズに応じて、以下を選択できます:

      • 卓上型減菌器 :作業台上で使用するため、コンパクトです。 多くの場合、サービスの補足として使用されます。
      • フロアスタンド型減菌器 :スペ-スを多く取ります。 滅菌センタ-で使用される、大容量滅菌器があります。
    • 減菌器の容量
      • 1日あたりに滅菌するものの量と
      • 前処理と処理後の段階に対応します。
  • 滅菌器を設置するための前提条件は何か?

    滅菌器の設置に進み、その使用の効率を確保する前に、3つの主要な点に注意する必要があります:場所の構成、設置、人材育成です。

    • 場所の構成 :
      • 衛生:滅菌器を使用する場所では、衛生面に注意し、着替えや手洗いは、その手順に従わなければなりません。
      • 配置:滅菌済み医療機器とそうでないものを混同しないために、医療機器の配置には注意しましょう。
      • 表面:露出した表面は、粒子や微生物の蓄積と放出を減らすために、亀裂やひびのない滑らかで不浸透性のものでなければなりません。
      • メンテナンス:施設は、洗浄製品と消毒製品の繰り返し使用ができる必要があります。
      • 侵入:動物(虫やげっ歯類など)の侵入を防ぐシステムを装備する必要があります。
    • 設置 :
      • 空気入口:規格に適合し、適切なフィルターを備えた空気処理システムを備えている必要があります。 調整ゾーンの空気圧は他のセクターの空気圧よりも大きくなければならないことに注意してください。
      • 水の供給:飲料水を供給する必要があります。 水の品質を守るには、定期的な検査が必要です。
    • 人材育成 :
      • 能力:医療機器の準備の質は、医療スタッフの能力、教育、行動に関係します。 滅菌、オートクレーブ操作、衛生、安全などのために、継続的なトレーニングが必要です。
      • 医療スタッフの衛生管理:各医療スタッフは、感染リスクの可能性がある感染症を、報告しなければなりません。
      • 保護:思いがけない感染や怪我に対する保護が最重要です。 着衣のル-ルをきちんと守らなければいけません。

    滅菌器の設置には、次の点が重要です:

    • 場所の構成
    • 設置
    • 人材育成
  • 滅菌の手順?

    医療機器が使用され、滅菌が必要な場合、次の6つのステップを実行する必要があります:

    1. 前消毒:医療機器を使用した後は、できるだけ早く洗剤と消毒液に、完全に浸す必要があります。 これにより、微生物の数を減らすことができ、その後の洗浄が容易になりますが、環境汚染も回避できます。
    2. 洗浄 :機械的作用(スプレーと摩擦で汚れを落とす)、化学的作用(洗剤で汚れを溶かす)、熱作用(洗浄と乾燥の速度を加速する)などが含まれます。
    3. 包装: 医療機器は滅菌器を通過する前に包装する必要があります。
    4. 滅菌:選んだ滅菌プロセスに関係します。
    5. 制御 :滅菌前、滅菌中、滅菌後にチェックが行われます。
    6. 保管と設置:滅菌プロセスと有効期限が記載されている必要があります。 現在バーコードの使用により、在庫管理と再利用可能な医療機器の有効期限が、簡単に分かるようになりました。
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